1 2005 J. League Yamazaki Nabisco Cup  Trinita vs JEF UNITED
2005.3.19(Sat) 15:00  大分スタジアム:ビッグアイ

 

Prologue
 2005年、明けましておめでとうございます。
遅まきながら、今年もボチボチと応援をさせていただきますので宜しくお願いいたします。
本来なら1週前の柏戦に行く予定でしたが、プライベートな事情によりいけませんでした。 試合内容はともかく、あまりにも寒かったという話だけを聞く限り、遠征取りやめて正解だったかなと…(風邪ひいてたもんで)

 その代わりといっちゃぁ、あまりにも扱いがわるいですが、ナビスコカップの予選リーグへの応援をお手伝いさせていただくべく、大分行きを決定。誰にも「行く」ということを言わずに着々と準備を進めていた。
 そして、大分に行くからにはぜひ行っておきたい数箇所の“非”観光スポットをチョイス、完璧なまでの遠征プランを組みあげたのである。  以下、試合以外の経由地については、分かる人にはものすごくよく分かる、でも知らない人にはただの辺鄙な田舎を巡っただけの意味のない旅行に見えるでしょうが、気持ちの許す限り読み進んでいただければ幸いです。

 そして、最初に書いておきますが、小生、今まで様々な無謀プランの遠征をしてきたけど、この旅で初めて、精神を病むほどの疲労を体験することになったのである。
あらかじめ言っておきます、「25歳を過ぎたら無茶なことはするな!」。 これは自分にも言い聞かせる意味でね・・・

2005.3.18 京都〜大分
 今回もいろんな自由がきくように、青春18きっぷを利用。 往路はお決まりの「ムーンライト九州」で地元京都から九州にまっしぐらである。
出発の金曜日、諸事情があり出発時間ギリギリまでとあぷトラブルに巻き込まれていた。 おおまかに言うと警察沙汰になる事件なのだが、その事件のおかげで、遠征の必須アイテムであるデジカメを欠くことになる。 あわてて2年前の天皇杯、熊本遠征で大破した古いデジカメを探しだし、テープ等で補修して代替手段とする。 
■若さに乾杯

 トラブルでバタバタしたものの、ムーンライト九州は京都から出てるので準備もなんとか間に合った。
京都駅でいきなり、これからのゴール裏をしょって立つハレルヤ期待の若サポ、ツインズと出会う。聞くと朝一番に東京を出て、ひたすら鈍行で京都までやってきたとのこと。さらにここからムーンライトで大分へ。 それだけではなく帰りも同じ行程を引き返すというのだから、若さと情熱に勝るものなし! ひたすら敬服である。
他にジェフサポらしき人間は見当たらず、関西勢は自分だけの様子だった。頑張れ関西ジェフサポ!!(別に夜行で行く必要性もないのだが・・・)

 昨年はジェフの応援を少しサボらせてもらってたので大分に行くのは2年ぶり、運良く今年もムーンライトの運行する時期に試合をあててくれたもんだ。安く移動できて言うことなし。  ムーンライト九州には2年前完全にやられてしまったので今回はその対策もぬかりない。 あの「血の池地獄」のような熱い座席暖房と熱い車内に打ち勝つべく、3月らしからぬ薄着(Tシャツ一枚)で着席、そしてケツの下には新聞と、着ていたフリースをあてがい熱気を遮断する。 周りの乗客はこの季節感の異なる俺の姿をいぶかしげに見つめていたが、なんとでも言うがよい。勝つのは俺!君たちはこれから地獄を見るのだ!!
 京都を出発後、すぐに俺は勝者となる。周りではケツの熱を発散させようと何度も寝返り(座りなおし)をする客や、上着を脱ぎ捨てる客がちらほら。言わんこっちゃねぇ!
その防御策の甲斐もあり、神戸に着くまで(出発から50分以内)に深い眠りについていた。
ここ最近のいろんな疲労をここで解消するかのごとく、ものすごい深い眠り。 下関まで、実に6時間眠っていた。夜行で、それもこのムーンライト九州でここまでぐっすり寝られた自分が恐ろしい。

 午前6時、列車は関門海峡を渡り九州へ上陸。
北九州は小倉駅に降りたった。先週末の極寒に比べたらなんてことない空気。ぜんぜん平気だ。
出発時には気づかなかったが、この列車には他にもジェフサポが乗っていたようで、そこから先、大分までは同じ移動になる。・・・が、自分はさらに眠りたかったので隣の車両で一人寝る。 ま、他のメンバーも熟睡してたようだが。

予定では、小倉から1時間半鈍行にゆられ、大分県は「柳ヶ浦」というところまで乗る。 柳ヶ浦で大分行きの鈍行に乗り換えまたさらに1時間。 そしていよいよ大分到着となる。
・・・はずであった。 それはみな同じ。・・・はずであった。 寝て起きたら決戦の地、大分・・・のはずであった。

 小倉から1時間。みな爆睡の旅時。 電車は福沢諭吉の出身地である大分県「中津駅」に到着した。ここでしばらくの停車。 地方に行くとよく経験する特急通過待ちの停車だ。 ちょいと起きてまた寝る。 ・・・しばらく時間が経つ。 ・・・またちょいと起きる。まだ中津だ。また寝る ・・・さらにちょいと寝て起きる。 依然中津だ。
いったいどれほど特急待ちするんだ? 寝ぼけつつもそこに漂う空気が少し違うことに気づく。 やけに駅員の数が多く、そして何かあわてている。 そして乗客もなんか落ち着かない。
 そこに流れた構内アナウンスは我々を覚醒させるに十分過ぎる目覚ましだった。「この先中津〜柳ヶ浦間にて架線が切れているため電車が運行できません」。
架線切れ停電でどうすることもできないのだ。もうすでに15分ほど時間のロスとなっている。 この先も完璧な予定を立てていたのだが、この時点ですべてが白紙に戻された。
 駅構内は駅員を中心に乗客たちがむらがり説明を求めるもの、文句を言うものなど渦を巻いていた。 とりあえず代行バスを出すらしい。 こうなったらバス以外に我々の移動手段はない。 代行バスなら定員が少ないからバス乗り場へ!と駅員にむらがる人だかりを潜り抜けジェフサポ一堂は一早くバス乗り場へ移動していた。 その変が全国津々浦々を駆け回っている(貧乏)サポーターだから気転は効く。  おかがで代行バスの座席をしっかり確保し、一早く移動することができた。 駅員に文句たれてた人間は座席どころか、バスに乗ることすらできずに、次のバス(来るかどうかも分からない)を待つしかなかった。 ほんと、皆さんよく考えましょうね!
 代行バスの車内でも乗り込んだJR職員に苦情や質問の嵐。 この先の乗り継ぎはどうなるのか? 高速バスの予約をキャンセルしないといけないがキャンセル料は負担してくれるのか?予約してるホテルへの連絡をしてくれ!だの、とうてい無茶な要求ばかりが飛び交う。 そしてその要求を押し付けてる客のほとんどがどうも“青春18きっぷ”利用者であるようなのだ。  「普通きっぷ利用者には宇佐からの特急に乗っていただける」と係員が説明するが、それも「青春18きっぷでも乗せろ!」と言わんばかりにまくし立てる客がいる。それもいい歳こいてるオッサン・オバハンが。
 こいつらにあえて言いたいが、青春18きっぷを利用するならその利用規約くらいしっかり読め!
特急(新幹線を含む)・急行列車またはグリーン車等をご利用される場合は、乗車券と特急・急行券やグリーン券等を別にお求めください。
列車の運行不能及び遅延による払戻しはいたしません。あらかじめご了承ください。

こうしっかり書かれている。
 こういう理不尽な輩がいるから「青春18きっぷ廃止論」ってのが毎年のように噂されるわけで、安いが故のリスクくらいしっかり分かっておいていただきたい。 公共モラルの欠如したいいオトナにほんま迷惑する。
■駅員に詰め寄る客 ■改札を飛び越え脱出 ■この先動きません ■すし詰め


 とはいえ、この先の不安はこちらも同じ。とりあえず我々の意見は「金を払ってでも特急に乗る!」というものだった。文句をいういい歳こいたオッサン達にくらべ、収入の少ない学生もいるこいつらのほうがよっぽど立派だよ。
 そして、代行バスが特急との接続駅になる宇佐駅に着いた時に、JR九州が断腸の思いで決断した特例を知ることになる。
「青春18きっぷのお客様もそのまま特急に乗車できます!」 JR九州はありえない措置をとってくれた。 これもあのクレーマーオヤジたちのおかげなのだろう。 ありがたいことだが実に複雑だった。 そしてJR九州には心から感謝します。同じ18きっぷ使用者ながら恥ずかしいこと極まりなし、 無茶を言ってすいません。

 そして宇佐から特急電車「にちりんシーガイア号」に乗車することになる。 ほとんどが18きっぷ利用者でごったがえす宇佐駅は自由席だけではさばききれず、「指定席にも乗ってよし!」という特例の特例まで飛び出していた。 ありえなさすぎる。 我々は申し訳なさそうにデッキで小さくなって運ばれた。この後の及んで椅子に座るなんてとてもとても・・・
なにはともあれ、無事大分への道は開けた。 もし次の鈍行を待った場合、大分到着は当初よりも3時間遅れることになる。それがこの特急のおかげで予定よりも10分遅れただけの大分到着となったのである。 なんと礼を言っていいやら。

2005.3.19 大分市〜**市
 大分でみな下車。
しかし自分はまだ降りない。 開門まで3時間、キックオフまで5時間もあるこの時間に素直に大分に降りるなんてもったいないことはしない。
自分にとっての応援遠征は旅行の一部分なのだから。(「若いうちに日本全国行けるところに行っておこう」がモットーなもので・・・)
みなと別れ、さらに特急で南下。大分からは“特例”が適用されないのでちゃんと特急料金を払ってね。これくらいの臨時出費は許容範囲。 特急に揺られること約30分。
そして某駅に降り立った。 自分の場合、「どこかへ行って何かをする」というタイプの旅はせず、ただただ歩きまわって景色なり歴史的な建物を見てまわるだけなので、一般の人には面白くもなんともないかもしれない。  駅から約1.5km、東へ歩く。この街は海辺なので10分ちょっとで海にたどり着く。
意味不明かもしれないが、この海辺(港)のフェリー乗り場に行くことが一つの目的だったりする。 深くは語らないけどね。(^^;
■デッキで大分まで ■某駅発三重町行きバス ■駅前には石仏(レプリカ) ■某港 ■答えは「臼杵」

 ココは大分のとある街にすぎない「臼杵(うすき)」という街。 この街を練り歩いていた。 一応臼杵「市」で、市内中心部のはずなのに、実に閑散としてとても静かなところだった。 臼杵市の“売り”は、国宝の臼杵石仏(駅前の石仏はレプリカ)と、臼杵城跡、そして海が近いということで、「石仏と海の見える城下町」というのがうたい文句である。 それにしても本当に閑散としている。(地元の方には申し訳ないが) 駅から港までにコンビニが一軒もなく駅前の幹線道(?)にも車が走ってない。 「情緒ある街」とでも言っておこうか。
 時間もないので滞在時間30分あまりで臼杵をあとにした。時間があれば臼杵石仏なんぞを拝みたかったが結構遠いらしい。

 復路りは鈍行で1時間以上をかけて大分に帰る。 九州の東海岸を南北に貫く「日豊本線」。本線といえば東海道本線のような立派な線路をイメージしてしまうが単線である。電車も2両編成で車掌がいなく車内にはバスみたいな運賃箱がおいてある。 “地右”に来ているということを再認識させてくれる。 のんびりしてて旅行にはいいんやけどね。この電車を通勤には使いたくないな。
またしても爆睡し大分へ。ほんまよく寝るな。
 12:00に大分に到着。ワールドカップ時以来3度目の大分。 訪れるたびに駅の様子が変わっている。 今回は改札が自動改札になっていた。
少しの時間の余裕を利用して大分を歩く。 街は何一つ変わってないし新鮮味もない。 大分に来た目的の一つに“とり天”がある。 「これを食べるためだけに大分に来てもいい」くらいに気に入ってる大分名物。 今回は昼・夜2食 食らうつもりで昼は安めの駅構内にある食堂「梅乃家」(チェーン店)でとり天定食を注文。 前回食べた「たかをや」のとり天に負けずとも劣らない美味。さらにとり天の量がやけに多く、そしてなおかつ安い!(\730) つけだれが普通の「ゆずぽん」であることだけを許せれば全然問題ない、というか大満足。
■自動改札導入 意味ある? ■とり天定食 とり天×7

2005.3.19 大分スタジアム ビッグアイ
 13:00すぎ、ビッグアイに向けてバスに乗る。 W杯の時はシャトルバスだったし、前回の大分は車だったので、通常のJリーグ戦のバス発車場所が変わってることなどつゆ知らず、駅の裏口に歩いていったが何もないという仕打ちなどうけながら、なんとかスタジアムへむけてようやく試合モードに気持ちを切り替えつついた。
しかしやっぱり駅から遠い。またもや車内で居眠り。人間はいったいどれだけ寝れば気が済むんだろう?
何の感慨もないビッグアイに到着。 初めて見た時の衝撃が大きすぎたせいで今やただのでっかいダンゴ虫にしか見えない。 土地も広すぎるのでアウェイサポには長い距離を歩かされる仕打ちが待ち構えてるし。
■大目玉 だんごむし ■かぼたんに再会 ■大分サポ増えた

 入場すると・・・ 黄色が・・・ 少ね・・・
千葉から遠くはなれた地のナビスコ杯のそれも予選ともなればこんなもんなんだろうか。 去年のナビスコ予選セレッソ戦よりもさらに少ない。
情けないながらも今日が2005年初参戦。 会う人会う人に「あけましておめでとうございます」の挨拶を交わし、徐々に長い間実戦から離れていた“応援の勘”を取り戻す。

 さぁ、05年。 千葉に生まれ変わった新生ジェフ。応援も新しくなった。 これまでの中継と昨年末の試作応援(Jユース)でだいたいは分かるけどやっぱ歌詞はすんなり覚えられんね。
今日の試合のみ、試験的に「あっこちゃん 千葉バージョン」が復活。イチハラの部分をJEF UNITEDに変更して練習。 イチハラの印象が強すぎるだけにいまいちしっくりこないが結局は慣れるでしょう。 というかこれが今後も採用されるかどうかという不安のほうが強いけど。
選手アップ開始。 アウェイユニ。 紺色の新ユニを期待してたのだが。 (売店では黄色+紺のグッズが多数あったが、やっぱりスマートなイメージでいいね)
 選手入場、「明日へのマーチ」がなくなったのはとても残念だがオレがどうこう文句をいうべきではないので、思い出に閉まっておこう。
で、応援ついでに一つ疑問なのは、なぜアイーダがなかった?? アイーダだけぜんぜん分からんのですが。。(TVでもあまり聞こえないし) まだまだ05年版の応援をマスターできておりません。(臨海に来いということか?)

 それはさておき、大幅に入れ替えられた(入れ替えざるをえなくなった)ジェフの布陣。 実際この目でみるとやっぱり違和感ありあり。なんか全く違うチームを見てるようだ。
序盤から締まらないゲーム。 Myボールをかなり奪われたね。 んでもって速攻という大分のプランはしっかりと確立されてた。 しかし悲しいかな大分。胸にスポンサーがない・・・いやいや、そんなことやなくて決定力がない。 なぜかドドがいなかったので、マグノアウベスと高松の2トップの大分。しかし高松はすごすぎる。往年の柳沢を髣髴とさせるはずしっぷりを披露してくれるのだから。
でもずっと押されてるわけで、こっちとしては面白くない。 ハースがまだまだチームとかみ合ってないのは開幕から変わらず、かみ合えばかなりいいストライカーになると思うんだけど、まだしばらく待たないといけないんだろうか? もうひとりの新加入ストヤノフ・・・ヤバいシーンが2回ほど。 今日だけと信じたい。

 後半になってようやく「ジェフ」のゲームを見せてくれはじめる。 その矢先に先制を許す一番やっちゃいけない失点。それも高松大樹。
うわ、サイアク。 でもこれでしっかり地に足ついた感じがした。応援にしてもこの失点で気持ちを締め直したと思う。
して、阿部勇樹のダイビングヘッドという、この先二度と見られないような貴重なゴールを見せつけられる。 昨年11月のヴィッセル戦以来のジェフのゴールシーン。 この感覚はやっぱ最高やね。
それからは概ね安心して見られるゲームに。 逆転、そしてダメ押し(林!!)と言うことなしの歓喜を与えてくれた。 ありがとうジェフユナイテッド!
今年も誠心誠意、ジェフにのめりこむ事が出来るでしょう。
 ただ一点、今後も心配なのは今年の左サイドさん。 Mr.ジェフの背番号を背負う、俺個人的にも応援したい彼。  やっぱ左は不安が多すぎますよ。 去年の左サイド野郎(名前すら忘れたよ(^^)が日本屈指のレベルだっただけに・・・・  がんばれ坂本!!

 もうひとつ、大分のサポーターがものすごく増殖してたことに感激した。応援も劇的に格好よくなってるし、なにより声が出ててイイ感じだった。 J2時代のサポ数人のスタジアムをみたことのある人間にとっては、敵ながら賞賛します。
■C組首位 ■最前列の柵が・・・ ■開いちゃうんです
  飛び降り公認?


2005.3.19 大分市内
 試合後、大分の撤収は早い。
大分に限らず、ここ数年のJリーグを見てると試合後の撤収作業がどんどん早くなってる気がする。 合理的でいいんだろうけど、勝利の余韻に浸ったり、また負けても呆然と悔しさを噛み締める時間というが自分は好きなので、さっさと追い出されるのはちょっと興ざめする。 もちろん、最後まで居座らせてもらう分、スタジアムの掃除とかも完璧にするんやけど。
 ここ大分の場合、その合理化は実に徹底していて、あらゆる撤収作業がすばやく実行される。
我々もダンマクの後片付けやゴミ拾いをしてスタジアムを出たのが17:20。試合終了から約25分後のことだった。 お客さんの足も早く、今さっきまで14,000人が詰めかけた場所とは思えない。
一緒に後片付けなどをした千葉組(車遠征)とスタジアムを出る。そして彼らにも別れを告げ大分駅直行のバス乗り場へ向かう。
・・・閑散。
バスがない。人もいない。いるのは後片付けをするスタッフのみ。 たずねると「バスは15分に最後の便が出ました」とのこと。 ・・・は?
んなアホな。 この短時間でもう運行終了?? ま、確かに車で来てると思われる駐車場へ歩く人以外の客はどこ探してもいない。
どうやらスタジアム内でも再三案内はされていたらしいが、自分の耳には全く入っていなかった。 てかさぁ、他のバス組は知ってたのか試合後早々にスタジアムを出ていったが、一言でも「バスなくなりますよ!」って言ってくれりゃぁなぁ。。。 人のせいにしてはいけないが、この落胆振りをどこにぶつけていいものやら・・・
 幸い、千葉組(車遠征)と一緒に出てきたので乗っけてもらうことができる!  ・・・と皮算用をしていたがそれも誤算に終わる。
車組は即、高速に乗って帰るという。 確かにビッグアイから帰るならスタジアムとなりのインターから乗るのが一番手っ取り早い。大分市街なんぞ経由してたらかなりの時間ロスになるしね。

■市街地は丘の向こうに霞む
 というわけで、打つ手がなくなった。 いま選択できる大分市街地への移動手段は、客待ちをしてるタクシーに乗り、\2000払って移動する。 もう一つの手段は『徒歩』。 そのどちらかしかない。あとはヒッチハイクという手もなくはないがさすがに通る車は大分サポばかり。 そこまであつかましくはなれない。
タクシーに乗る金が惜しいわけではない。惜しいわけではないのだが、前日に巻き込まれたトラブルがタクシーの関わる事件だったため、タクシーにかなりの嫌悪感を抱いていた。
したがって、無条件に残る手段は“徒歩”しかない。
 ビッグアイに一度でも行かれた方ならお分かりかと思うが、大分駅までの距離なんて尋常じゃなく遠い。 でも歩くしかない。
ちょっと歩けば路線バスかなんかあるだろうとタカをくくって歩きだす。 歩くとその距離をあらためて思い知る事になる。とんでもない距離だ。歩けど歩けど、大分市街は遠くかすんでしか見えない。3kmほど歩いてると後ろから路線バス「大分駅行き」が追い抜いて行った。 どうやらバス路線エリアに入ったようだ。 そのすぐ近くにバス停を発見、さっきのバスにはどう頑張っても追いつけないので次のバスを待てばいいと考えた。
 いざバス停で時刻表を見ると血の気が一気に引いた。 バスは一時間に一本しか運行してない。 その一本をさっき見たから次は1時間後。ありえねーよ大分。
仕方なくまた歩く。かなり疲れてきたがバスもなく、もうタクシーでもいいか!?と思ったところで流しのタクシーすらいない。
また3kmほどあるいて見つけたバス停には、1時間に3本ほどのバスがあり、次のバスが車でまであと8分。 ここで待つことにする。 ボロボロの体でようやく大分駅に行きつく“足”を得ることができた。 経由地が遠かったのか、バスも20分くらい乗ってた。これもし歩いてたら死んでたな。

 市内でまたとり天を食らい、カフェで休憩し、そして次なる目的地へむけて動き出すことになる。
もちろん、関西へ向けて「帰る」のだが、普通に来た経路(ムーンライト九州)で帰るようなもったいないことはしない。できるだけ一筆書きができるコースで関西への道を組んでいるのだ。
この先、まだまだ長い旅路が待っている。 過酷な旅の前にしばし体を休めようと、温泉へ。  ワールドカップの時は「タダ」でお世話になった、温泉の出る銭湯、『アサヒ温泉』さんに、今回はしっかり金を払って入る。 温泉あってこその旅。  疲れを癒すべく入ったのだが・・・1時間入浴してノボせる。 あがってから30分は身動きとれなくなって倒れてた。。。
■めちゃくちゃトリニータ押し ■残念ながら
 割引はなし!



 時刻はすでに22時。
ここからはジェフともサッカーともまったく関係のないただの旅へと続く。
趣旨がだいぶ変わるし、たぶんまた長文になるので、ページを移して書くことにします。>>続きはこちら






 


 
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